応用生物学科 ブログ

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2010年08月28日 久々の更新

半年ぶり以上の更新になります・・・。

何をしていたかというと・・・とても忙しいのです。
何が忙しいのかというとやっぱり就職ですね。

専門学校に期待されるのは「就職」という進路。
昨今の景気の悪化に影響を受けて、就職活動は
とても厳しいものになっております。
それでも「最終的には何とか全員に進路を決めてもらいたい」
という教員一同の切なる思いがあるのです。

会社によっては人事計画は約2年前から立て始めます。
採用するまでに1年かかりますので、会社の経営状況や
今後の景気の動向など様々な事を勘案して計画を立てるのです。

景気は良くなりつつあるとは言われるものの、二番底があるかもと
企業も思い切った採用ができないのが現状なのです。

学校一丸となって就職活動をサポートしますので、在校生の
みんなも何とか「進路決定」を勝ち取ろう!!

n-90811554 at 14:19 | この記事のURL | |

2010年01月12日 新年

今更ながらの明けましておめでとう。

さて、応用生物学科ではいよいよ年度末に向けて
最終段階に入ってまいりました。
2年生は卒業実技試験、1年生は就職活動など
作業的には単純で簡単なようでありながら、きちっと
結果を出すことが難しい状況になってきました。

壁にぶち当たる事も多いでしょう。
しかし、壁がなければ乗り越えられません。そして
人間にとって一番楽しい事はチャレンジして成功することです。

今年一年に立ちはだかる壁は大きな壁となりそうです。
でもそこはチャレンジで必ず乗り越えましょう。
一人で乗り越えられなければ、誰かの助けを求めても
なんの問題もありませんよ!

n-90811554 at 9:59 | この記事のURL | |

2009年12月16日 Winner take all

師走にはいり、学校もあとわずかで冬休み。
「も〜い〜くつねると〜」という様な時期です。

さて、就職活動や学費などまったく関係ないとは言えない
日本の経済や政治の動向ですが予算編成も大詰めを迎え
来年こそは良い景気になって就職活動ももっと楽になれば
良いなぁと思っている訳です。

そんな中、「必殺仕分け人!」とばかりに事業仕分けという物を
ついこないだまでやってましたね。簡単に言えば無駄を無くそう
という、ある意味当たり前の事を今更ながら政治が行った訳です。

ご多分に漏れず、バイオテクノロジーの分野もなかなか厳しい
評価を得て色々と言いたいことがあったわけです。
そんなことを、先生たち同士で話をしていました。

日本工学院の先生は企業経験者ばかりですのでその道のプロ!
すなわち、裏技や教科書には書いてないことも教えてくれます。
そんな人たちで集まって話をしている中で出てきたの言葉は
「Winner take all」という言葉です。「勝者が全てを獲得する」
とでも訳しましょうか。特許の絡みもありバイオテクノロジーの世界は
2位ではダメで1位を取らないといけないのです。
それはWinner take allだからです。

深く話すと長くなりそうです。でも、日本工学院でWinnerを目指す
スタートラインに立ってみませんか!

n-90811554 at 18:30 | この記事のURL | |

2009年11月17日 種なしブドウの種と種なしスイカの種

冬の果物と言えば何といってもミカンです。
手で剥けて、甘くて、みずみずしくて、コタツの中で食べれる。

私は果物が大好きですが、剥くのがめんどくさいのが欠点です。
なので、剥いてあるモモとかパナイップルとかリンゴとかナシとかが
大好きです。

味は好きなんだけどあまり食べないものがあります。
それがブドウとスイカです。ブドウは食べるのがめんどくさいのと
スイカはどこまで食べればいいのか分からなくなるのが
あまり食べない理由です。

そのブドウとスイカですが、種なしブドウと種なしスイカというのが
売っています。では種なしブドウの種があるのか
種なしスイカの種があるのか問題です・・・。

種なしブドウの種はありません。種なしスイカの種はあります。
では種なしブドウの種はどこにあるかというと種ありブドウの種が
種なしブドウの種です。種なしブドウは通常、種をつけますがわざと
種をつけさせないために「ジべレリン処理」という事をしています。
このジベレリン処理という植物ホルモンによる処理によって
種はできないけど実を結ばせる事が出来るようになります。

では種なしスイカの種はどのようなものかというと
ふつうのスイカを育てている途中に「コルヒチン」という薬品で処理を
してあげます。すると染色体が4倍体の雌花を作ることができます。
そこに、普通のスイカの雄花の花粉を受粉させるのです。
普通のスイカは染色体が2倍体になっています。
(4+2)÷2=3 となりますので、出来上がってくるのは3倍体の
スイカができてきます。この3倍体のスイカに2倍体のスイカを
掛け合わせると(3+2)÷2=2.5という小数点以下の染色体に
なってしまい、種などが形成されずに種なしになるというものです。

同じ、種なしですが、種がなくなる仕組みがちょっと違います。
バイオテクノロジーが活躍しているちょっとしたお話でした。

n-90811554 at 16:25 | この記事のURL | |

2009年11月16日 エコ・環境をバイオテクノロジーで考える

先日、レンタルDVD屋さんにものすごく久しぶりに行きました。
もう15年ぶりぐらいでしょうか。レンタルビデオ屋さん時代に
ほんの5,6回ぐらいしか行ってなかったのですが、妙に映画が
見たくなりレンタルDVD屋さんにDVDを借りに行きました。

なぜ、行ったのかというと今更ながらのPS3を手に入れて
「本当にブルーレイはDVDよりきれいなの?」と「PS3のDVDを
きれいに見せる技術はすごいの?」を自分の目で確かめたかった
訳です。

「見たいなぁ」と思っていた映画が何本もスルーされていた
訳ですが、ふと眼にとまったのがありました。「Earth」と
「不都合な真実」というものです。
両方とも環境問題について話題にしたものでした。
それに加えて「地球の美しさ」についてもふれているものです。

内容は今更なので、気になる人は自分で見てみてください。
正直な所、私はこの手のドキュメンタリーを鵜呑みにはしませんが
環境という事を考えなおしたり、注目するに値すると認識する
きっかけとしては良いものだと思います。

自動車業界はハイブリットカーや水素燃料自動車や電気自動車など
環境を配慮した自動車が注目を集めています。
建物には太陽光発電や風力発電、地熱発電など様々な取り組みが
されています。最近では携帯電話にもソーラー発電システムを搭載した
物が発売されています。
と、エネルギーの話をしようと思ったらテクノロジーカレッジの学科で
扱っているものがほとんど出そろっちゃいました。

では、応用生物学科ではどのような事が考えられるでしょうか。
まだまだ、みなさんの手元に届くには時間がかかるかも知れませんが
そう遠くない未来の話です。

実は微生物を使った発電システムというのが考えられています。
燃料電池などは技術革新が素晴らしいのですが水素を作り出す
必要があり、危険性が高い技術です。
携帯電話などは低電圧でよいので安全で安定した起電力を
発揮する電池が求められているようです。
そこで、注目を浴びるであろう物が微生物を使った発電技術です。
特に、光合成微生物などを利用する技術はその効率などでも
最も実用化が期待される技術となりそうです。

生物の力を利用し、生物の機能を模倣する。
これが応用生物学科で学ぶバイオテクノロジーの基礎になります。

長文になっちゃいましたので、ここらへんで。

たなか

n-90811554 at 16:53 | この記事のURL | |