カビ・酵母・細菌のお話し (8)
2009年01月26日 カビ・酵母・細菌のお話し (8)
月曜日担当の中島です。
先週は小林さんが世にも不思議な逆さツララについて書き込んでくれましたので、2週間ぶりの書き込みです。
このカビ・酵母・細菌のお話しシリーズは今回で8回目となります。このシリーズの基本コンセプトは「初心者にも分かりやすいお話し」ということなのですが、「ちょっと難し過ぎる!」という意見が聞かれますので、今回でこのシリーズを締めくくりさせていただき、次回からは食品とバイオテクノロジーのシリーズに戻らせていただくことにします。
さて、ということでカビ・酵母・細菌のお話しの最終回は細菌についてです。
細菌は、主に細胞壁をもつ原核生物(真性細菌/Bacteria)のことをいいます。大きさはおよそ0.5μm〜数μmで、以前説明した酵母の大きさがおよそ5μm〜10μmですので、10分の1程度大きさになります。 (μm ← ミクロン=1000分の1ミリ)
ものすごく小さいので、当然肉眼で見ることはできません。ですから、細菌発見の歴史は顕微鏡の歴史といっても良いのです。
初期の顕微鏡が発明されたのが16世紀末で、その後徐々に倍率と精度が高まり、 17世紀の後半になってオランダのアントニ・ファン・レーウェンフックが微生物を発見しました。その時点では明確に細菌が分類されていたわけではなく、現在のような微生物の分類が定義されるのは20世紀になってからです。ちなみに、前回説明させていただいたように、現在の分類において細菌は菌類に含まれていません。
細菌の分類が20世紀になってからとはいえ、病原性の細菌(コレラ菌、結核菌など)の存在は19世紀に発見されていましたし、乳製品の発酵が細菌によって引き起こされることなども19世紀には発見されていました。
これまで何回かこのブログでも触れさせていただきましたが、21世紀のバイオテクノロジーでは細菌の力を利用して食品を加工するだけでなく、アルコールやメタンガスなどのエネルギー資源(バイオマスエネルギー)を生産する技術や、細菌によって汚染物質を分解する技術(バイオレメディエーション)、細菌によって分解されるプラスチック(バイオプラスチック)など、いろいろなことが研究されています。
コンピューターとインターネットに代表されるIT(Information Technology/情報技術)が20世紀末からもてはやされていましたが、これからの時代に向けて現在もっとも注目されているのは、バイオテクノロジー(Biotechnology)といっても過言ではないのです。
それでは、本日の画像です。

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この画像は、来年度の入学案内書に掲載するために先日撮影した、テクノロジーカレッジの先生方の集合写真です(非常勤講師の先生は写っていません)。撮影したのは片柳研究所棟のエントランスロビーです。
応用生物学科の先生方はトレードマークの白衣を着ていますので、どこにいるかすぐに分かると思います。ちなみにすぐ隣(向かって右側)にいるブルーのツナギ軍団は、自動車整備科・一級自動車整備科の先生方です。なかなか、カッコ良いですね。手前側に置かれた細長い物体はWEM(ワールド・エコノムーブ)という、自作電気自動車によるエコラン競技用の車両です。それからロボット科のトレードマークともいえる、オリジナルロボット KARFE(カーフィー)とKARFE LADY(カーフィー・レディ)も写っていますね。
テクノロジーカレッジの先生方(蒲田・八王子 両キャンパス)が全員集合する機会はそう頻繁にはないので、集合写真の撮影は結構楽しかったですよ。 

では、また次回 

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