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数値の見方

2011年06月06日 数値の見方

科学に携わっていると必ず数値と出くわします。
普段の生活でもお金や時間など数値で表されるものがいっぱいあります。

その時に必ず認識しておかなければならないものは

≪その数値は何を基準にしているのか?≫

という事です。

以下のような考え方です。

大卒の初任給  1955年(昭和30年) 1万2907円
           2004年(平成16年)20万3537円 (金融機関調べ)

約50年かけて15.8倍ぐらいになっています。すさまじい上昇ですね。

というと、物価が違うとか言う話しになりますね。1955年はラーメン1杯40円とか
アジが10円とかのようです。

40円×15.8=632円 でラーメン1杯食べられますかね?
10円×15.8=158円 でアジが1匹かえますかね? 
(安いところを探せば全然いけそうですね)

この時の 物価 と考えるものは生活にかかる費用の背景になります。
これはバックグラウンドと科学では呼ぶものに当たります。

話しを戻します。

東京都発表の本日の放射線量は 0.061μSv/h という値です。
0.563mSv/年に当たります。
この値が高いか低いかというのは大卒の初任給が昭和30年の
高いか低いかというのと同じです。

電気事業連合会のHPによると
1.19mSv/年の放射線が自然放射線として岐阜で測定されるそうです。
0.81mSv/年の放射線が自然放射線として神奈川で測定されるそうです。
約1.5倍の差が日本国内でもあるのです。

しっかりと、バックグラウンドを把握して、数値を取り扱いましょう。

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