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【iPS細胞】ついに本格化する再生医療の未来

2019年08月30日 【iPS細胞】ついに本格化する再生医療の未来

夏休みも事実上の最終日です。応用生物学科は
9月1日に品質管理検定3級(2年生)、4級(1年生)を受験します。
今日は直前講習会で休みではありませんが、皆さん頑張りましょう。

さて、Yahooニュースで「世界初 iPS角膜細胞を移植」という
記事が掲載されていました。(下記URL参照)
角膜移植の歴史は臓器移植の中では歴史が古く、最も多く行われた
移殖手術の1つではないでしょうか。

では、なぜ角膜なのでしょうか?
多くの方が知るように他人の臓器を移植しようとすると
「拒絶反応」が起こります。これは体が自己と非自己を認識して
非自己を排除しようとするからです。(詳しくは免疫学で)

そこで角膜も拒絶反応を起こしそうなものですが、免疫特権という
特殊な状況下に置かれているので眼では拒絶反応が起こりづらいのです。
将来的には他の臓器もiPS細胞よりつくりだし拒絶反応がおこりづらい
臓器移植ができるようになるのだと考えられますが、その布石としても
角膜移植はとても重要なステップになるのでしょう。

今後の展開にも注目していきたいニュースです。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6334883

n-90811554 at 10:44 | この記事のURL | |